Pythonでファイルに書き込む基本とサンプル

Pythonでファイル操作を行う際には、基本的にopen関数を使用します。この関数を使うと、指定したファイルを開き、その内容を読み込んだり、新たな内容を書き込んだりすることが可能になります。

Pythonでテキストファイルに書き込む具体的な方法について見ていきましょう。

Pythonでテキストファイルに書き込む方法

ファイルにデータを書き込む基本的な方法

上で見たように、ファイルにデータを書き込むにはwriteメソッドを使用します。ここでは、その詳細な使用方法について説明します。

1f = open('test.txt', 'w')
2f.write('Hello, Python!\n')
3f.write('Welcome to file handling in Python.')
4f.close()

このコードはtest.txtという名前のファイルに2行のテキストを書き込むものです。

ファイルにテキストを追加する方法

ファイルの末尾に新たにテキストを追加するには、’a’モードを使います。

1f = open('test.txt', 'a')
2f.write('\nAdditional text.')
3f.close()

このコードはtest.txtに新たな行としてAdditional text.を追加します。

ファイルパスの指定方法とカレントディレクトリ

ファイルを開く際には、そのファイルが存在する場所（パス）を正確に指定する必要があります。パスを指定しない場合、Pythonはカレントディレクトリ（現在の作業ディレクトリ）を探します。

1f = open('/path/to/your/file/test.txt', 'w')

上記のコードでは、test.txtが/path/to/your/file/ディレクトリにあることを指定しています。

Pythonのファイル書き込みに関するヒントとテクニック

Pythonでファイルを操作する際のヒントやテクニックについて紹介します。

writeメソッドよりもprint関数を使用する利点

writeメソッドではなくprint関数を使ってファイルに書き込むこともできます。print関数を使うと、自動的に文字列の後に改行が追加されるため、毎回\nを追加する必要がありません。

1f = open('test.txt', 'w')
2print('Hello, Python!', file=f)
3print('Welcome to file handling in Python.', file=f)
4f.close()